尊敬の心を忘れない介護を。
なみおと勤務 介護・看護
菅原照美(入社8年目)
私は以前看護師をしておりました。
往診に向かうと、認知症を患った方を家の中に閉じ込めて、外の世界にはわからないようにしている家庭を多く目の当たりにし、心の痛む思いをしてまいりました。
その中で、認知症の方にも少しでも毎日を楽しく、社会に溶け込める生活を送っていただきたいという思いが強くなり、一念発起して介護の世界に飛び込みました。
働き始めたころは、ご利用者様の訴えに対して、自分がどう対応していいか、どう気持ちをわかっていただくか苦労がありました。ご利用者様の心の声を丁寧に汲み取ることを先輩のスタッフの方に教えられ、徐々にわかるようになると、ほっとすると同時に、常にご利用者様の気持ちを考えられる余裕が出てきたように思います。
楽しいときや悲しいとき、体調が悪いとき、自分を頼ってくださり、手を握って話をすると笑顔になられます。心細い時もそうすることで安心されているように思います。
ご利用者様の歩んでこられた人生を大切に思い、自分の親と同じように大切に接する…苦労されたことも多くあったと思いますが、それだけに今自分のできる精一杯のサービスを真心を込めてやっていきたいです。
いつも優しく、相手の気持ちを考えて心に寄り添い、笑顔と尊敬の心を忘れずにこれからも歩んでまいります。